カテゴリ:翻訳者のひとりごと( 4 )

盛夏問候!

暑中お見舞い申し上げます!!
って、すっごく久しぶりでごめんなさい~・・・
最近、仕事が忙しい上に体調が悪くて、マイッテマシタ。。
仕事ってのは、どーしてこー重なるものなんでしょうかね???
なんか、「翻訳界」ってのは大元締めがいて、その人が寝ている間は仕事が少なく、
起き出すとむやみやたらに忙しくなるみたい。。。え?私だけ??

さて、「暑中お見舞い」と先ほど申し上げましたが、中国ではそういう習慣あるのかしら?と思ってちょっと調べちゃいました。
もち、日本のようなお手紙や品物をやり取りしたりする習慣はないんですよね。
「暑中見舞い」で検索すると、以下のような説明文を見つけました。

「盛暑问候,即在暑期亲朋好友互致问候,表示关心,联络感情,以至企业之间也相继采取问候方式互致友好」

「所谓暑期,相当于二十四节气中的“大暑”期间,大致在7月20日左右,是个十分炎热的时期。在此期间里,人们慰问亲属和朋友、互赠礼物。不过近年,用明信片问候盛暑取代了互赠礼物」

どちらも日本の風習を説明する中国語でした。
皆さん、暑中見舞いのハガキとか出されます?
出すならいつ出すべきなんでしょうかねー。
以下が一般的な時期ですね。

<暑中見舞>
梅雨明け後、夏の土用の期間(立秋前の18または19日間)に届けます。
<残暑見舞>
立秋を過ぎてから、8月中に届けます。

あら、まだ間に合いますね。ちなみに今年の立秋は8/8なので、それ以降は「残暑」に切り替えます。せっかくお手紙を出せる学習チャンスですもの、これを逃すテはありません!是非、中国語で中国朋友や中国老師に書いてみましょう~!!以下は簡単な例です。(いろんなところから引用しています)

●暑中[残暑]見舞い
「向你致以盛暑的问候。平日疏于问候,在此一并向你表示歉意。贵地想必仍如往昔那样持续酷暑吧。祝愿你格外珍重。特致盛暑问候」

それから文末には、

「值此盛夏之际,未知起居如何,请对身体多加珍重」
「赤日炎炎,万请珍重」
「炎暑日蒸,千万珍爱」
兹「际炎暑,好自为之」(「好自为之」は成語で、「劝别人或自勉要好好地活下去或干下去」のこと。つまり、この場合では「ご自愛下さい」かしら・・)

・・などなどの言葉がよく書き言葉では使われますね。

●残暑見舞いの返事
「承蒙你残暑时节恳切的问候,非常感谢。得悉府上各位生活得很好,这太好了。我们全家虽然热得喘不过气来,好歹也平安地来来了,请释悬念」

でも、堅苦しく書かなくても、ともかくいろいろ書いてみればいいのだと思います。
ぜひ試してみて下さいね!!

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by saiko-ch | 2007-08-03 23:00 | 翻訳者のひとりごと

中国語翻訳者の作り方

大家好!
この頃、まったく更新していなくてゴメンナサイ・・・
中国語講座もしたいのですが、なにせ忙しくて。。仕事も、なのですが、この時期は子どもの保育園の行事が目白押し!なのです。運動会に親子遠足に、もっと先にはお遊戯会まで・・親ってほんとに忙しいものなのね・・在宅の仕事だと、昼間に行かねばならぬ行事に参加して夜間に仕事する、というパターンになってしまい、身体もキツイですぅ~きっと売れっ子作家や漫画家の方々は、もっと大変な生活を送られていることでしょうね。。がんばらにゃ。。。

さて、今回は、複数の方から質問を受けていたことについてお答えしたいと思います。
複数の方、たいがいが「中国語翻訳者になりたい」とおっしゃる方々です。
その多くの方々が、もうかなりの中国語学習歴があるんですよね。でも、翻訳会社に登録する段になると、「経験者以外はお断り」ということで門前払いを食らってしまう。はてさてこの場合、一体どうすべきでしょうか??・・と、だいたいがこのようなご質問です。
お一人お一人にお答えしていると大変なので、ここでざっと自分のことも紹介しつつ、ご質問にお答えいたしたいと思います!

1.私の場合
経験、もちろん、ありませんでした。だってすべての翻訳者が最初は未経験なのですよ。私なんてひどいもので、有名な日本の大学や大学院で学んだ経験もなく、留学の経験もごくわずか(1ヶ月!)でした。つーか、ほとんど独学に近い状態でした。
その私がいかにして翻訳の仕事をゲットしたか?
まず、私は中国語に関係する職場であれば、どこでもいい、と思って挑戦し始めました。
それまでの仕事を辞め、とにかく中国語が必要で、中国人と知り合いになれる職場を探しました。そこで中国語学校に勤めてみました。最初はバイト。それも事務がほとんどで、中国語が分からなくても勤務できるような内容の仕事ばかりでした。
でもね、いろいろな人と知り合いになれましたよ。そしていろいろな話を聞くことができました。その学校で、自分自身も授業をとっていたので、先生方とは非常に懇意になれました。こちらが「教えて!」とアピールすると、彼らは快く、かつ、非常に熱心に教えてくれました。
結局、この学校は1年ほどで辞め、中国系のIT企業に正社員として就職したのですが、この学校の先生方から紹介されて、初めての翻訳の仕事をさせて頂きました。
今考えると、ヒジョーに運がよかった・・だって授業でも私は良い生徒とはいえなかったし、事務をしていても良い事務員ではなかったのだから。こんな私に仕事を任せて下さった先生方はきっと、「語学力はよく分からないけど、この子は中国語が大好きみたい、やらせれば責任を持ってしてくれるかな」と思って下さったのでしょう。。
で、次の会社です。中国に本社のある日本法人の企業でした。ここ、私とあと一人の日本人以外、全員中国人でした。社風ももちろん、中国風。ものすごーく、ゆるくて、アットホームで、楽しかったです。ここで社内翻訳らしきものをやらせて頂きました。ITに関する専門用語も、少しだけ覚えることができました。また、ここの会社を辞めて、在宅翻訳を始めた後にも、ここで知り合った行政書士さんなどから個人的に仕事を頂くこともできました。

と、こんな風でした。つまり、初めての仕事は「知り合いから」だったのです!(悪く言えばコネ??)でもこれで一応、経験は積むことができました。あとは実践あるのみ!

でもね、ここからが大変だったんですよー!!ドキュメントやファイルの取り扱い方、専門用語や翻訳会社の担当者との連絡、すべて初めてのことばかりで失敗の連続!そして失敗すると、永遠にその翻訳会社からは仕事が来ない・・そう、毎回一本勝負、真剣勝負の連続なのです。何十社のトライアルを受けたでしょうか、受かっても仕事が来なかったり。本当にいろいろでした。でも実践から、必要なことを学び取り、やっとここまで(どこまでだ?)きた感じです。

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2.経験のない方々に提案
「経験」って本当に大切です。私は二人の子どもの親ですが、第一子と第二子の出産では、全然心の持ちようが違いました。これが「経験」なんおだなぁ~とつくづく感じました。だから翻訳会社の担当者が「経験」を重視するのもうなずけるのです。会社の方でも「即戦力」、「一本勝負」に「勝てる」(つまり、クライアントが納得する翻訳が確実にできる人材)翻訳者を探しているので、「経験者」を優先させるのは無理のないことです。じゃ、経験ない人はどうすんのっ??ってことですよね。じゃあ、経験を作ってしまいましょう!
例えば、私のように、中国語に関係する会社にバイトでもいいから入ってみる。望むような仕事がなさそうだったら、「ないですかね?」とか懇意にしてくれる人に聞いてみたり、「これ翻訳する必要はないですか?」とか積極的に聞いてみる!あ、でもその会社や人間関係いかんにかかわりますので、お手柔らかに。。
そう、もちろん仕事先でなくてもいいんです。皆さんの中国語学校の先生に聞いてみて下さい。きっと翻訳者として活躍なさっている方も少なくないと思います。「ボランティアでもいいですから、下訳をやらせて下さい!」とか。または中国人の友人・知人から手紙の翻訳を頼まれてみる(これもボランティアですよ)。ね?いろいろできるでしょう?!

しかし、ちょっと思うのですが、少し探し方が足りないような気もします。もっともっと情報を集めて、探しに探しに探してみて下さい。「経験者でなくでもOK」という募集内容もきっとあるはずです。(私は見ました)そして募集していない会社でも、「ここだ!」と思ったらアタックしてみるといいと思います。ただ、その際に忘れてはならないのは、マナーですね。

3.翻訳者はマナーが肝心!
どこの翻訳会社の担当者さんも、中国語と日本語の語学力を、翻訳者に求めていらっしゃるのは事実です。それは最低限のライン。しかし、ずっとおつきあいしていかれる翻訳者さんであるか、という問題はそれとは別のことなのです。
つまり、社会人(翻訳者)としての常識、例えばメールには必ず早めに返答する、いつでも電話やメールがつながるようにしておく、トライアルでも締め切りには必ず間に合わせる(他に仕事があったら早めに知らせる)、丁寧で礼儀正しい受け答えをする・・などなどです。
私にも複数のいつもお世話になっている翻訳会社さんたちがいらっしゃいますが、どの担当者の方々とも直接お会いしたことは一度もありません。それなのに、信用して(もちろん契約書を取り交わしてはいますが)仕事を与えて下さる。翻訳会社としても、まずい翻訳は会社として命取りになってしまいます。クライアントさんからノーと言われれば、翻訳会社としての信用はガタ落ちですからね。だから顔を見なくとも、「責任を持って仕事してもらえる」と思える人に、継続的に仕事が来るのだと思います。

4.翻訳者は一生できます
在宅翻訳者になりたい、とおっしゃられる方々は多くいるのですが、実は私は、この仕事、学校を出たての、若い方々にはそんなにお勧め致しません。私は実は通訳者になりたかったんですが、思わぬ時に結婚&出産したことで、在宅の方が家事や育児との両立が図りやすい、と思って始めたことなのです。(しかし本当に両立がしやすいかはビミョーです・・)
私は学生の方々には、まず社会経験をして頂きたいと思います。そして「これなら負けない!」という特定分野を見つけて頂きたいと思います。もちろん、どんな分野にも対応しなければならないのですが、ある一つ(または複数)の分野に強いことは、翻訳者に絶対的に求められる素養です。
それに、フリーの翻訳者の仕事はびっくりするほど不安定ですよ~~!!特に中国語は政治にも左右されますので、要注意です。翻訳のプロでも「ぎりぎり食べられるか食べられないか」の方々を、私は多く知っています・・(あれ?私もその一人?)
私が思うに、できれば社内翻訳などから始めて、徐々に在宅へ移行していければベストではないかと。一生できる職業ですもの、急がずに5年先、10年先の将来図を思い描いて、自分のなりたい翻訳者像を模索していって頂きたいものです。

えらそーに、独断と偏見で提案なんかしちゃいました(スミマセン)。ご質問頂いた方々、これで回答になっているでしょうか??また中国語講座もしていきたいと思います。お互い、日々勉強ですね。でも勉強って楽しいですよね♪
ではでは^^

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by saiko-ch | 2006-09-28 22:43 | 翻訳者のひとりごと

翻訳者はつらいよ

翻訳者とは、フリーランサーです。フリーターではないけれど、何の保障もありません。しかし「役者と乞食(この言葉、いいのでしょうか?)は三日やったらやめられない」という言葉がありますが、まさに、「訳者と乞食は三日やったらやめられない」という職業です。自分のつむぎだす言葉によって、本来言葉の通じ合わなかった人と人とが理解し合い、交流できるようになる。この感動は、何にも換え難いものです。そして、仕事が忙しい時に限って、体調が悪くなる、仕事が重なる、子供が病気する・・・ああ、何と悩ましい、しかし抗いがたい魅力のある職業なのです。ナショナリズムが徐々に過激化して来そうな昨今、言葉をもって人を攻撃するのではなく、言葉をもって友好交流を深めていけるよう、ただ祈る毎日です。

翻訳者になるには1.

以前、私の尊敬する通訳者の先生が言っておられました。
「第二言語は母語以上のレベルには達し得ない。つまり、翻訳・通訳を仕事にしたいのならば、まず日本語を磨くべし」
翻訳業を営んでおりますと、その言葉の意味がしみじみと実感できます。ちまたでは幼児から英語教育をさせるママさんたちが溢れているようですが、まずは美しい日本語を使えるようにならないと、語学のプロフェッショナルどころか、バイリンガルには到底なれそうにないのでは??そして日本語を磨くためにはどうすればいいのでしょう。これには小さいうちより美しい日本語を学ばせる、つまり読書するのが一番である、と私自身の経験から思います。これはもちろん、翻訳者になりたい方に伝えたいことですね。第二言語は学習と経験でなんとかなるかもしれないけれど、母語のセンスがないと仕事にはつながらないと感じています。 つづく

翻訳者になるには2.

「言葉」を伝えること。それは「心」「思い」を伝えることに他なりません。これも昔、通っていた通訳学校の先生(上記の先生とはまた別の人)がおっしゃっていたのですが、
「一つの言葉の裏にあるモヤモヤをもう一つの言葉にすること」
これ、とても良い表現だと思いました。すなわち、外国語そのままを翻訳なり通訳してしまうのではなく、「言葉にならないモヤモヤした思い」まで遡って日本語に置き換えて考えてみる。自分の言葉で、或いは必要な専門用語、日本語らしい形式で。翻訳&通訳ということが、まさに新しい可能性を引き出す文学である、と実感する瞬間ですね。
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by saiko-ch | 2005-08-10 14:52 | 翻訳者のひとりごと

翻訳者のひとりごと

またか、という感じです。
以前にも文書翻訳の最中に、中国当局から文書を日本語化することに対するクレームが来て、翻訳作業が中断になったことがあった。今回は字幕翻訳の仕事が決まった矢先に、又しても当局側から映画内容についてのクレームが・・・。。
日本の首相の動向によって抗日運動が勃発、それに伴う日本企業への影響、そして翻訳業務の減少・・・中国語翻訳を仕事としていると、本当に政府その他の政治的影響をもろにうけてしまうなぁとつくづく実感します。
とにかく、中国も日本ももっと仲良くして、この小さな翻訳者にも仕事を下さい!そしてもっと言論の自由、出版の自由が確保されて欲しいと願う今日この頃でした。
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by saiko-ch | 2005-08-09 17:11 | 翻訳者のひとりごと